おねしょ(夜尿症)と季節(143)

2018年10月15日(月)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

二十四節気では寒露(かんろ)にはいっています。空気の冷え込みにより冷たい露(つゆ)がみられます。来週には霜降(そうこう)をむかえ、露(つゆ)が霜(しも)へと変わることを意味します。

日中はあたたかい日もありますが、朝夕は寒さを感じる日も多くなってきました。今日の予報をみてみますと、橋本市の最高気温は23度、最低気温は13度となっていました。

1日の中で10度近い気温の変化がみられます。この気温差は体にはこたえます。日の入りも17時すぎとなっていますので、その頃には気温が下がってくると思ってよいと思います。

昼にでかけても、日が暮れてから帰る場合は邪魔でも何か羽織るもの用意していくことが大切かと思います。カゼをひいている方も多いですから気をつけてください。

そしてこの季節になってくると多くなってくる症状というのもあります。そのひとつがおねしょ(夜尿症)です。東洋医学をやっていると、また季節が進んだなと患者様の症状を聞いて感じます。

先週も朝が寒くなった頃よりおなえしょの頻度が急に多くなったと小学校4年生のお子さんの施術の相談を受けました。

東洋学的に夜尿症をみていくといくつかのタイプがあります。

「腎」の気が不足、「肺」と「脾」が気の不足、「肝」の経絡に湿熱が入る、といったことが教科書的には多いとされています。

寒くなってから顕著に悪くなるものに関しては「腎」の気の不足「冷え」が大きな原因となっていることがおおくあります。

腎に関わるツボや冷えているところにお灸をつかっていくことが多いです。腎の気を高め、冷えを取りさるようにします。

施術の頻度は数回でいけるものから長期的な施術が必要となる場合もありますが、慢性的にずっと続いていた場合は月単位での変化をみていく必要がある場合が多いです。

一晩に深夜と早朝に2回のおねしょをしていたり、おねしょをしても全く気づかずに寝ているお子さんは重症のケースといえると思います。

冷たい飲み物をさけることも大切ですが、子どもの場合は下半身の冷えはあるけど暑がりで冷たいものを欲しがることもよくあります。上下での熱のバランスをととのえていくことも大切であったりします。

民間療法としてイチョウの実である銀杏(ぎんなん)を食べるとよいとされています。そう、道にもよく落ちているニオイの強いあれです。たくさん食べる必要はなく、1日に3~5粒ほどを目安に食べるとよい言われています。

薬には頼りたくない、施術してくれる鍼灸院が近くにないという方は試してみてください。

二次成長ととも改善することが多いので、女子であえれば小学校の高学年、男子であれば中学生には自然と改善していきます。

それでも林間学校や修学旅行にあわせて早期によくしていきたい場合は鍼灸での施術が手助けできる場合もありますのでお気軽相談してください。

夜尿症について詳しくは以下のページをご覧ください。

https://yomogian.com/touyou-yanyou.html

棒灸については以下の動画を見てみてください。あたたかくて気もちの良いお灸です。

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