蓬庵通信・お知らせ 2025年2月1日 コラム「養生の難しさ」

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東洋医学で健康を考える蓬庵の和田です。

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目次

お知らせ

2月の予定

2月は祝日にかかわらず、月、水、木、金、土曜日の施術です。

2月24日(月)は祝日ですが平常通りです。

※カレンダーには、お休み、二十四節気、新月●、満月○を記載しています。

蓬庵通信

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季節のお話

「立春(りっしゅん)と雨水(うすい)」

二十四節気とは太陽の運行を基準にして1年を24等分し、約15日ごとに分けた季節のことで、中国の華北地域の気候が元になっています。

2月3日には立春(りっしゅん)、2月18日には雨水(うすい)をむかえていきます。

暦では立春をむかえ春に入っていきます。まだまだ寒い日が続きますが梅が咲き始め、鳥の鳴き声もよく聞こえるようになってきました。日の入りもだんだんと遅くなっているのを感じます。

少しずつではありますが春の気配がしてきています。

また雨水は降る雪が雨に変わり、雪解けが始まる時期です。

コラム「養生の難しさ

2025年1月26日に、知り合いの先生が主催された医療功夫学術集会に参加してきました。

功夫(カンフー、クンフー)というとブルース・リーのアクション映画が思い浮かぶ方が多いかもしれませんが、太極拳や少林拳など中国の武術の総称になるようです。

主催された先生は自身の施術所に道場も併設されていて、施術とともにカンフーの指導もされています。

養生や運動機能のリハビリとしてカンフーの動作も取り入れられているそうですが、患者さんにカンフーを実践してもらうことはハードルが高く、伝え方や説明を工夫されていると言っていました。

また京都でお灸や養生を専門としている先生も講師をされていましたが、その先生も患者さんにお灸や養生を実践してもらうことの難しさを発表されていました。

多くのベテランの先生も悩んだり、工夫をされているのですね。

私も養生を伝えることの難しさは感じています。

養生を伝えても実践してくれる方はごく一部ですし、継続して続けてくれる方はさらに少なくなります。

発表の中で言われていましたが、真面目で熱心すぎる人はかえって続かない、お気楽に失敗もしながらの人の方が長く続くと言われていました。

なんとなくわかる気がします。

蓬庵では質問をうけると養生についても詳しくお伝えします。

開業当初は多くの方にお伝えしていたのですが、養生に興味が無い方には響かず実践してもらえないことも多いです。今は最低限のことを厳選して伝えるようにしています。

やはり日々にできること、お金をかけずにできることが大切なのかと思います。

よく伝えているのはこの三本柱です。

・睡眠‥できるだけ早く寝る、早く寝る日を作る、昼寝をする

・食事‥旬の食材をたべる、バランス良く食べる、腹八分目、よく噛む

・運動‥ラジオ体操、散歩など適度に体を動かす、過度な筋トレ・急な運動はしない

何かを新しくはじめることが養生だと思う人も多いですが、日頃の生活の中でできることから実践、そして継続していくことが大切です。

また、何かをやり過ぎの人(趣味、遊び、運動、仕事、勉強、食べ過ぎ、飲み過ぎ)はそれを減らして休息の時間を作ることも大切です。

和田生の写真コーナー

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