陣痛促進剤について|コラム

さむね サムネ コラム 鍼

陣痛促進剤について書いています。

2019年4月15日(月)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

目次

陣痛促進剤

陣痛促進剤(子宮収縮薬)

今回は陣痛促進剤について、(あくまでも)個人的な見解を書いていきます。

陣痛促進剤は子宮収縮薬を使用して分娩を誘発・促進する分娩の方法です。しかし陣痛促進剤については賛否があると思います。

薬を使わずに自然にまかせて出産をしたい。陣痛促進剤を薬害のリスクを考えて使用したくない。

かたくなに使用することを拒む方もいますが、長引くと胎児の感染症のリスクが増えますし、母児ともに大きな負担となる場合があります。

個人的には不要な薬は使わない方がいいという考え方ですので、安易に陣痛促進剤が使用されることには賛成できません。

しかし、微弱陣痛で強い陣痛がこない今回のケースや、予定日よりも分娩が遅れている過期妊娠、破水したのに陣痛がこない前期破水、骨盤内の血流などのトラブルによる妊娠中毒症の場合は、陣痛促進剤を使用することも前向きに検討する事例だと思います。

陣痛促進剤と薬害

陣痛促進剤が100%に安全かといわれると、もちろん薬害と思われるケースも報告されています。薬ですのでマイナスの要素があるのも事実です。

しかし大事なのは薬害のリスクよりも、使用した場合のメリットも考えるべきだと思います。個人的にはガイドラインにそって適切に使用される場合は有効なものだと思っています。

医師と相談して使わないという選択もひとつだと思います。夫婦、担当医師と分娩前にしっかり相談されておくのが良いと思います。

医師の中にも陣痛促進剤には否定的な方もいますので、使いたくない場合はそのような方針の病院を選ばれると良いと思います。その理由は、先生が陣痛促進剤を使用しない出産の経験が豊富だからです。

私が一番に懸念するには、ネット上で陣痛促進剤に否定的な意見を書いてる方は医師ではない一般の方(セラピスト、ヒーラー、施術家)が多いということです。

これはとても注意すべき点だと思います。一番に分娩について経験があるのは医師や助産師です。

事前に医師の分娩の方針を聞いておくことも大切ですし、使用する場合も薬の種類や使用の仕方、おこる可能性のあるリスクについて納得がいくまで聞いておくことが大切だと思います。

※おそらく使用前には詳しい説明や同意書があると思いますが。

それでも使用したくないとなれば、それはそれで夫婦で決めた方針なのでよいと思います。

陣痛促進剤と現状

また上記にあげた事例以外にも陣痛促進剤が使われるケースは、医療施設側の都合や無痛分娩を希望した場合に計画分娩で使用されます。

きちんと産婦人科診療のガイドラインにそって使用される場合には、とても怖がるものではないとされています。

大事なのは医師と相談し、母児の安全を第一に考えて選択することだと思います。

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