第2回 蓬庵てい鍼ワークショップを開催(193)

好評だった「てい鍼ワークショップ」の第2回を開催しました。

2019年4月29日(月)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

鍼灸師の先生、鍼灸の学生さんが対象ですが、好評だったてい鍼ワークショップの第2回を開催しました。

今回も福岡県、愛知県、兵庫県、奈良県、大阪府と遠方からの参加もありビックリしました。

※てい鍼は一般医療機器非能動型接触鍼などとして分類されることがあります。今回は、てい鍼の特性を知るための研究目的で作成しております。また、和歌山県福祉保健部健康局薬務課に助言を頂き安全に留意して実施しました。

第2回てい鍼ワークショップ

今回からは実技を重視

前回の開催を踏まえて、今回からは作成編と実技編をわけた内容にしました。作成だけしたいという方は作成のみ、初心者で使い方も知りたいという方には実技もという構成にしました。

Twitterで興味がある方がいるかを聞いたところ、1日で募集までに定員がうまりありがたかったです。

実技を重視した理由はコチラ↓↓

詳しくはこちら(第2回の開催にむけての投稿より)

てい鍼の座学

午前中はいろんな材質や形状の鍼に触れてもらいました。同じ材質でも形状により違うこと、また材質により違うことを一人ずつ感じてもらいました。たくさんの鍼をみたり触る機会はあまりないので、今回もみなさん興味深く鍼の使い心地を感じられていました。

実際に施術の例を紹介して、腕の上げやすさなどで体感してもらいました。てい鍼でなでる、おす、たたく、かざす、といったことを使い皮膚の緊張部位をゆるめる、肩に関係するツボや経絡をつかう、直接に肩や首に施術する、井穴をつかう、巨刺といって痛みのない側を施術する方法を紹介しました。

てい鍼で鍼を刺していないのに独特の響いてる感じがする、悪い場所に効いてるのがわかる、痛い手首と反対側の腕に鍼をあてているのに痛みがとれてくる、緊張がゆるんできた、痛みが楽になったなど、てい鍼でも効果がきちんとでることを感じてもらうことができました。

実はこれは後での実技にも関係するのでおこなっています。てい鍼の施術は説明の仕方にもコツがありますし、実際に効くという実感、これは術者側になったときにも効果に関係してきます。

場がなごんできたところでみんなで近くの中華食堂に昼食に行きました。これもお互いのことを知るという目的がありました。作成も協力して作業してもらう場面がありますし、実技までに信頼関係を作る機会を積極的に作ることが目的でした。てい鍼の効果には信頼関係も大事になります。

てい鍼の作成

みなさん迷いに迷って長さや太さを決めての作業となりました。細い方がツボには使い易く、太い方が皮膚などの面に対しては心地よい特性があります。

今回も切る作業はとても苦労されていました。女性の参加者も頑張ってやってくれました。

一瞬、私と見間違えた方もいるかもしれませんが、大学のときの同期生の先生も参加してくれました。実は卒業以来の再会でビックリしましたが、久しぶりに会うことができて嬉しかったです。

鍼の後部に電動工具のツメでキズが入ってしまった方がいたので、これは今後の私の課題でもあります。時間があれば修正できるのですが、限られた時間なのでできませんでした。

鍼の尖端についてはどれも妥協せずにチェックして修正しているので、使用効果には問題ないと思います。

てい鍼の実技

今回は資料も作成しました。反応点治療の側面から、なでる・押す・叩くといった物理的な刺激ツールとしてのてい鍼の使い方にはじまり、経穴(ツボ)をや経絡を使った使い方、「意識」や「イメージ」の応用の仕方、ホシャを意識した施術の仕方、ヒーリングのテクニックを使った体に鍼が触れない施術についてもやっていきました。

経穴を使った練習では、下腹部にある関元穴を使い呼吸や目の輝きの変化で「気」のめぐりを体感してもらいました。夢分流の「火曳之鍼」を紹介し、具体的な臨床での使用方法を紹介しました。

これだけでも体がスッキリする感じを体感してもらえたと思いますし、自分の作った鍼できちんと効果がでることを体感してもらえたと思います。

実技は派閥や流派にとらわれることなく、各々がやっているやり方に応用できるように心がけて指導しました。脈診をされる先生には施術での脈の変化を確認してもらいました。

鍼灸は医学です。てい鍼をかざして魔法の杖に用に使う場合も、理論や技術にもとづいたものでないといけないことを忠告した上で、後半はヒーリングのテクニックもやりました。

(少し背部が赤くなってなっているでしょうか、参加者の中に金属アレルギーの方もおられました。患者様の皮膚面に対して広範囲にアプローチするときは十分に注意して下さい。)

てい鍼をダウジングのように使い悪いところをみつけ、魔法の杖に用に邪気を抜き「気」の流れをうながしていきます。

気功師やヒーラーではないので、パフォーマンスとしておこなうのではなく、使う場合は患者様に悟られないように背部のときに使うなど工夫が鍼灸師としては大事だと思います。

とくに学生さんには、学校でならう基礎的なことも大切なことを伝えました。そして、切皮痛といって刺す鍼のときの痛みが必ずでるというので、てい鍼での学びは刺す鍼にも通じることを伝えました。

とくに1人の学生さんは施術の姿勢が悪く、体に余計な力がとても入っていることを何度も修正しました。手元をみすぎると姿勢が悪くなり、手や腕に余計な力が入ってしまいます。

最後にはプレッシャーだったと思いますが、刺す鍼のテストをしました。てい鍼の練習しかしていませんが、ばっちり痛みなく鍼を刺すことができました。

ワークショップのまとめ

今回も本当に良い参加者にめぐまれて感謝です。終始、なごやかな雰囲気で楽しい会となりました。ほとんど初対面同士の参加者だったのですが、帰ることにはとても親しい雰囲気となりました。

私の指導の仕方が悪く、予定の時間を大幅にこえ終わったのが19時となりました。遠方まで帰られる方もいたのに申し訳ありません。なるべく多くの経験をしてもらいたかったので長くなってしましました。

その場ではわかった気になり、帰ってみたら思うように使えなかったというのはよくあるセミナーでのあるあるです。今回はたくさん実技で経験してもらいました。

明日からすぐ臨床でいかしてもらえると思います。今回も楽しい会になり、また駅までの送迎などもご協力いただきありがとうございました。

福岡県、愛知県、三重県の銘菓、兵庫県のお店のこだわりジャム、また銘酒など、お心遣いありがとうございます。「しるこサンド」ははじめてたべました!

参加者のTwitterのツイート

参加者の感想

名前(Iさん)職業(鍼灸学生)地域(福岡県)性別(女性)

どちらかと言うと自分のてい鍼が欲しいと思っての参加だったんですが、実技の内容が素晴らしくて本当に参加して良かったと思いました。ここまでしっかり教えていただけたら、1回のセミナーで充分臨床で使えると思いました。

学生に対しては、てい鍼の話だけでなく、毫鍼の使い方、姿勢、意識、またセミナーへの参加の心得など、たくさんのことを教えていただき本当にありがたかったです。

次回の練習会、銀を使ったセミナーの方も是非参加させていただきたいです。

名前(Aさん)職業(鍼灸師)地域(大阪府)性別(男性)

座学、作成、実技、全て充実したもので参加して良かったです。明日からすぐに使えるもので実践するのが楽しみです。自分で作ったてい鍼は納得の出来でニヤニヤしながらながめそうです。

名前(Sさん)職業(鍼灸マッサージ師)地域(愛知県)性別(男性)

てい鍼の材質・形の違いを感じた後にてい鍼作りはとても楽しかったです。てい鍼の持ち方、触れ方、イメージする事など丁寧に教えて頂けて良かったです。ほぼ初心者ではありましたが、明日から使っていこうと思える程、上達しました。学生さん、初心者の方も受講される事をオススメします。

毫鍼を使うときも、てい鍼と同じやり方をする事でより効果を出しやすいというのは、今後の臨床にも必ず役立つと思いました。

名前(Tさん)職業(鍼灸師)地域(奈良県)性別(男性)

今までてい鍼は小児はりぐらいしか使ってませんでしたが、今日はいろいろな使い方をおしえていただき、明日からも使えそうなことがたくさんできました。てい鍼の作り方を教えてもらったので、また自分でも作ってみたいと思います。

和田先生の「気」の扱い方、手技を目の前でみて、自分も「気」をもっと意識して治療していきたいと思います。また次回、勉強会等、参加させて頂きます。

名前(Nさん)職業(鍼灸学生)地域(兵庫県)性別(女性)

学校では学べないとっても奥深い話を聞くことができてとても楽しかったです。しっかりと効果も感じることができて。さらに鍼灸が好きになりました。今日一日ありがとうございました。

名前(Sさん)職業(鍼灸師)地域(大阪府)性別(男性)

和田先生に大いに助けていただきながら、自分のイメージ通りの鍉鍼ができました。所有されている鍉鍼を拝見し、1つずつ手に取ることで、太さ、長さ、金属による個性が改めて理解できました。触れる程どれも欲しくなってきますが、銀の鍉鍼制作の機会があれば是非参加したい。

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橋本市高野口町の鍼灸院|蓬庵(よもぎあん)
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