てい鍼ワークショップを開催(182)

てい鍼ワークショップ開催についてのお知らせです。

2019年2月24日(日)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

はり師、鍼灸学校の学生さんが対象となりますが、刺さないハリのてい鍼のワークショップを開催することになりましたのでお知らせます。

また、簡単に刺さないハリのてい鍼について紹介させていただきます。

てい鍼ワークショップ

開催のいきさつ

SNSで「てい鍼」の素材や形状についてコメントしたところ、興味があるという先生がいたので開催することになりました。

てい鍼は使用用途にもよりますが、素材や形状によって性格のようなものがあります。その特性をうまく活かすことで、より効果をだすことができます。

てい鍼ワークショップの詳細

いろんな素材や形状の「てい鍼」に触れてみよう!

刺さない鍼のてい鍼です子どもの治療にも使います。てい鍼 蓬庵 橋本市

日時:平成31年3月17日(日)

内容:てい鍼の素材や形状による違いを感じる、基本的な使い方(補瀉、疏通、小児はり)、火曳之鍼(上実下虚の鍼)、イメージを使った方法、てい鍼の作り方の一例を紹介して製作、てい鍼のメンテナンス方法

盛りだくさんな内容なので、どれだけできるかわかりませんが(^_^;

場所:鍼灸治療所蓬庵(和歌山県橋本市高野口町向島84-13)

アクセス
所在地・交通 【蓬庵の所在地】 〒649-7206 和歌山県橋本市高野口町向島84-13 【公共交通機関でお越しの場合】 JR和歌山線の高野口駅より徒歩で10分 南海高野線の橋本駅よりタクシーで13分 【自...

不便な場所で申し訳ないのですが、電動工具を使ったり細かい金属粉もでますので、当方の施術所での開催とさせて頂きます。

駐車場は計2台(1台は軽のみ)となります。お仲間の方は乗り合わせなどして頂けると助かります。

時間:午前の部10時~、午後の部14時~(各部内容は同じで3~4時間の予定です。)

定員:各部4名(計8名)

参加費:はり師 5500円、学生 5000円

持ち物:作業用の手袋(軍手ではなくゴムや革のもの、ホームセンターなどで500円までぐらいで売っています。水仕事や掃除などで使うゴム手袋でもよいです。薄手やサイズが合ってないものはNGです。)、服を汚したくない方はエプロン、てい鍼(すでに持っている方)

服装:土間で作業するので運動靴やスニーカー、女性はスカートはさけてください。

申し込み:直接に蓬庵か、SNSなどのメッセージからご連絡ください。キャンセル料などはもうけませんが、当日のキャンセルはご遠慮ください。

製作の時間がメインとなるかと思います。ケガのないように十分に配慮しますが、自己責任で十分に注意して実施して頂きます。

※てい鍼は厳密には一般医療機器非能動型接触鍼として分類されることがあります。

医療機器であるとするならば、製造や販売には医療機器の製造許可などが必要となります。

あくまでも今回は、てい鍼の特性を知るための研究目的で、てい鍼に類似するものを参加者個人の責任において製作するということをご理解してご参加ください。

てい鍼の製作方法

てい鍼の製作方法には複数あります。型にとけた金属を流し込んで作る鋳造、地金を専用の器具で整形したり叩いて作る鍛造、また形をととのえた素材から削りだして作る場合があります。

ステンレスや銅など安価で販売されているものは鋳造で量産して作られていることが多く、オーダーメイド、純銀や純金といった素材のものは職人さんが1本1本を形成された素材から削り出して作られていることが多いようです。

一部では鋳造で作った方がよいとされています。希望の形を自分で作り業者に鋳造を依頼する方法もあります。

今回は「銅」と「真鍮」の丸棒の素材を削って形をととのえる方法を予定しています。

作成手順

簡単に手順を説明します。

※参考にして製作される場合はグローブをするなど十分に注意して、自己責任で実施してください。

0、素材と道具の準備

彫金の材料を扱っているお店で相談すると、必要な道具や素材について親切に教えてくれます。私が最初に買った銀の素材、糸ノコやヤスリなどです。

てい鍼 彫金材料

1、丸棒を切断

まずは希望の長さに糸鋸で切断します。

銅と真鍮の丸棒の素材を今回は用意しています。

てい鍼ワークショップを開催

2、ヤスリで荒削り

電動工具で回転させながらヤスリで荒削りします。電動工具はなくてもできますし、電動工具はできれば卓上旋盤があれば理想です。

てい鍼ワークショップを開催

3、耐水ペーパーでととのえる

荒削りで理想の形ができたら、耐水ペーパーの番手をかえながらさらにみがいていきます。この段階で細かい傷は消しておきます。

てい鍼ワークショップを開催 手作り

4、金属磨きで鏡面仕上げ

細かい傷がなくなったら、最後は研磨剤がはいった金属磨きでさらにみがいて鏡面にしていきます。表面がマットな感じがよければ耐水ペーパーの段階で終了します。

てい鍼ワークショップを開催

研磨剤はいろいろありますが、真鍮や銅ならお坊さんが法具をみがくのに大活躍しているピカールでよいと思います。他にも素材にあわせた研磨剤もあります。シルバーようのクロスなどを使ってもよいです。

ピカールは研磨剤で削る、あと鏡面にするのにブルーマジックというのも有名なのですが、こちらはポリッシュなので削るのではなく傷をうめて鏡面にします。

5、てい鍼の完成

片側のみ半球面、後ろは平面で角だけ落としたので、時間は30分ほどでできました。卵形やスリオロシはもう少し時間がかかります。

真鍮×6㎜×65㎜×半球面

槌で叩く打鍼術などで使用するのに作りました。

てい鍼 手作り

他の最近に作った作品の紹介

真鍮と銅、6㎜・3㎜・2㎜・1㎜の素材を使っています。

てい鍼ワークショップを開催 創る 鍉鍼自作

銅の素材で作りました。とくに希望がなければ太さが3㎜、長さは75㎜ぐらいが手におさまって使いやすいように思います。

てい鍼ワークショップを開催 手作りするよ

尖端を卵形にしました。えん鍼のように使うときは6㎜の方が便利です。

てい鍼ワークショップを開催

こちらは砥石を使いスリオロシにしました。作るのに少し時間がかかりました。ツボにあてるとジーンとよくひびきます。

てい鍼ワークショップを開催

少し変わった形のものも作ってみました。

真鍮×110㎜×6㎜×尖端斜め

てい鍼ワークショップを開催

横からみるとわかりますが、尖端を斜めに削っています。

てい鍼ワークショップを開催

真上からみるとこんな感じです。実際に使いやすいかどうかは当日に手にとって確認してみてください。

てい鍼ワークショップを開催

他にも銀や金の素材を使っても過去に作ってみました。

いろいろな接触鍼 鍉鍼 手作りしたよ

鍉鍼についても、お気軽にご連絡ください。