東洋医学で秋バテ対策(136)

2018年9月21日(金)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

昨日に秋バテと最近は言われることを紹介しましたが、金曜は下痢、体の重さ、眠気、浮腫、めまい、やる気が出ないといった症状を訴えられる方がとても多かったです。患者様同士も「体が重いね。しんどいね。」と話していました。

脾の臓が弱い水はけが悪いタイプの方はこのような症状がみられやすい傾向にあります。当日の予約も多く、お昼ご飯を食べたのは15時近くになってからでした。

やはり紹介した足三里の出番も多かったです。尋常なく体が重いので病気ではないか、検査をしてもらった方がよいのではないか、と心配されている患者様もいました。

おそらく体質と気候があいまってでている症状と思われますので、病院で検査をしてもとくに問題がない可能性が高いです。それでも検査をした方が安心という方もいますので、そういう方は検査を受けられたら良いと思います。

また、朝夕の冷え込みも強くなってきましたので、起床時に体がこわばる、腰がかたくなると言われる患者様も増えてきました。ひどいものになるとぎっくり腰や寝違えとなります。

冷えの症状を感じ始める方もいます。動くと暑い、でも冷房をついているところでは寒くて冷える。調節が難しいですが、長袖が重宝する季節になってきています。

私は電車を利用するので、冷房が寒くても大丈夫なように長袖のシャツを着ることが多いです。暑ければ袖をまくって調節します。

体調を崩しやすいときです。しっかり体調に気をむけて過ごしましょう!

秋バテ対策

1、早く寝て睡眠時間を確保する

まず体力を回復して万全な状態を作るには睡眠はかかせません。いつもより早く寝ることを心がけたいところです。日の入りが早くなっているように、睡眠に入る時間も早くするのが自然の摂理です。

2、暴飲暴食、飲酒をさける

秋バテは東洋医学でみていくと、脾(胃)虚という胃腸の弱りが関わっていたり、自分の許容量をこえて飲食をしている場合があります。消化の良いものや少し控え気味にした方がよい場合があります。

3、運動をする、少し汗をかく

夏場に冷房の中でばかりいたような方は、しっかりと汗をかいて発散をできていなくて、体の中に余計な水分や熱をため込んでいる場合があります。少し体を動かして発散した方がスッキリする場合があります。

お風呂で半身浴などもよいです。疲労のウエイトが強い人はかえって悪化する場合もあるので、自分の体と相談してやってください。

4、冷やさないようにする

夏場のような冷たい飲み物や食べ物をひかえる。夏は冷たいものとってもそんなにこたえなくても、秋になってくると体を顕著に痛めつけます。アイスや氷はさけて常温のお茶などにかえると良いと思います。今なら常温でも十分に冷たくて飲みやすいと思います。

積極的に温めるというのは少し違うのですが、気温差にまけないように長袖をきたりして体温調節する必要があります。

5、お灸や食養生

指導してもらえる先生が身近にいればお灸や食養生もおすすめです。お灸では前回も紹介した足三里もよいです。体に熱がこもっていてしんどい方には今は梨や冬瓜もオススメです。

思い当たるものを少し書いてみました。人により適切なアドバイスは異なりますので、詳しくは東洋医学に詳しい先生にご相談ください。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

Please share
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次