こんにちは(^-^)
東洋医学ライフを提案する蓬庵(よもぎあん)の和田です。
東洋医学には、四診といって大きく4つの診察方法があると言われています。
望診(ぼうしん)‥顔や舌の色など、身体の状態を視覚的に見ておこなう
聞診(ぶんしん)‥声や呼吸の音を聞いたり、排泄物の臭いからおこなう
問診(もんしん)‥症状や普段の生活について詳しく聞くことによっておこなう
切診(せっしん)‥脈やお腹、体表やツボをさわっておこなう
今日はこの中の望診のお話です。
患者さんから「最近、手のひらが赤い。」と相談を受けました。
実は手のひらがどこがどのような色なのかによって理由がことなります。
私は主に手のひらの親指側と小指側の筋肉が盛り上がっているところをみるのですが、親指側には手の太陰肺経、小指側には手少陰心経、というツボがならんでいるルートがあると東洋医学では考えます。
図に表すとこのような感じです。
親指側が肺経、小指側が心経です。
これにより、親指側が赤いのは肺に熱があることをしめし、小指側が赤いのは心に熱があることをしめします。
風邪などをひけば親指側が赤くなり、悩み事や心配事が多く考えすぎると小指側が赤くなります。
ただ、それだけで決めつけることはできませんので、総合的に情報を集めて判断をする必要があります。
この患者さんの場合は小指側が赤くなっていました。最初の問診の段階で「心配事があって‥」とお話をされていました。
実は患者さんが気づかないうちに望診という診察方法をつかって、いろんなところから情報をあつめているんですよ。
早く心配事が解決するとよいのですけどね(^^)
ブログを読んで頂きありがとうございます。