2018年1月8日(月)
こんにちは、東洋医学ライフを提案する蓬庵の和田です。
今日はこられた患者様はお正月にスキーに行かれたとのことでした。それにより、「ふくらはぎ崩壊!」とのことでした。歩くときに筋肉痛でふくらはぎが痛くておじいさんみたいなゆっくりゆっくりの歩き方になっているということでした。
一般的にはふくらはぎと言われますが、腓腹筋や下腿三頭筋といわれる筋肉です。下部はアキレス腱となって踵についていきます。
実は筋肉痛にも鍼灸治療は有効で即効性があります。
腫れなどはないので肉離れなどは大丈夫そうです。治療としてはいつも全身の調整をしている患者様なので、痛い場所のみでなく全身の治療をしていきます。
長時間の運転で腰にも負担がかかっているので、まず大きく経絡を調整するために臨泣(りんきゅう)という足の小指近くにあるツボを使いました。
あとは筋肉も施術していきます。痛い場所そのものよりも筋肉から腱への移行部などを中心に緩めていきます。緑の枠をしたふくらはぎの上部と下部のあたりです。帰られる頃にはかなり痛みがましになったと喜んで帰られました。
自分でやるのは難しいですが、膝を三角座りのように立てて座り膝裏の硬くてグリグリしているところさがして、みつけたら優しく押すように触ってユラユラ揺らしてあげる。決して強く押すのはNGです。
またふくらはぎのど真ん中からアキレス腱にかけてさわって硬いところをみつけたらユラユラ揺らしてあげる。うまくできればふくらはぎが緩んできます。とくに痛いときに自分でやるのは難しいですが、日頃のケアとしてよく歩いたときなどにお風呂で試してみてください。
これは膝痛や腰痛にも有効なポイントになってきます。