和田先生の日々雑感(100)「歯と東洋医学」

2018年5月16日(水)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

先日に歯医者さんへ行ってきました。とくに問題と言うことではなく定期的なメンテナンスです。

虫歯など歯そのものの症状にはやはり歯医者さんでみてもらうコトが大切ですが、歯に関する治療も鍼灸ですることがあります。

虫歯になってしまったものを鍼灸で改善するというのは難しいですが、歯の痛みは鍼灸でとることができる場合も多いです。

歯と東洋医学の関係

歯の痛みにもいくつか種類があるのですが、虫歯などの痛みでなく歯茎の歯肉の部分が腫れていて痛いような場合は効果が高いように思います。

東洋医学では歯そのものは腎の臓と関係が深いとされています。腎の臓は「骨」と関係が深く骨髄を生じるとされています。そして「歯は骨余(こつよ)」とよばれ「歯は骨の余り」という意味です。

【 五臓と五主】
肝ー筋、心ー血脈、脾ー肌肉、肺ー皮毛、腎ー骨

東洋医学と西洋医学の臓器の概念はすべて一致するわけではないのですが、現代医学でも腎臓はカルシウムを体内に吸収させるのに必要な活性型ビタミンDを作っており、これが作られなくなると骨が弱くなるということがわかってきています。数千年前の概念が今に通じるというのはすごいです。

そして骨と歯に関係してですが、顎が小さい(そのため歯並びが悪い)なども腎の臓が先天的に弱いといえます。それだけでは決めれませんが、今の小顔のアイドルはみんな腎虚の要素があるといえますね。

なので、腎の臓がしっかりしているほうが、歯も丈夫な状態をたもてると考えられます。とわいえ、これは数回治療したから急激によくなるということはないので長期的な体のメンテナンスが必要となります。

歯と経絡(けいらく)の関係

そして腎の臓とともに深く関係するのが、「気」などのエネルギーが流れるとされる経絡(けいらく)というルートです。体にはくまなく経絡がはりめぐされています。その中でも深く関係するのが、手の陽明大腸経と足の陽明胃経です。実際に治療でもよく使っていきます。

なので治療をしていくときには、「歯のどこがどのように痛いのか?」ということが大事になります。上下左右というのも気の偏在を知るために大事なコトになります。初学に頃に予診でカルテに「歯の痛み」とだけ書いて、師匠に何度も「どこがどのように痛いの?」とトレーニングされたのを思い出します。

基本的には胃経や大腸経のトラブルで歯の痛みがでることが多く、陽明の鬱熱といって熱がこもっていることが多いように思います。お酒や脂っこいものの食べ過ぎやストレスもきっかけとなることもあります。

歯の痛みとツボ・治療

大きく上の歯か下の歯かで胃経か大腸経か判別することが多いですが、個人的には反応が強くでているツボを使うコトが多いです。

温溜(おんる)、合谷(ごうこく)、内庭(ないてい)などをよく使います。他にも心経、小腸経、肝経が関わっていることもりますので柔軟に判断していくことがあります。

なかなか歯の痛みが原因で治療に来る方はいないですが、日頃からメンテナンスをされている場合にお聞きすることがたまにあります。歯の痛みも鍼灸で改善できるものもあるので、お気軽にご相談してください。


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