和田先生の日々雑感(85)「イフェンプロジルとめまい」

2018年3月1日(木)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

計4回の鍼灸治療で2年近く続いていためまいがほぼ改善できていた患者様の症例です。

薬では改善しなかっためまいが鍼灸治療で落ち着いてきていたので喜んでいたのですが、耳鼻科での薬が変わってから症状が少し戻ってしまいました。

新しく増えたお薬は、イフェンプロジル酒石酸塩(抗めまい剤)脳梗塞後遺症、脳出血後遺症に伴うめまいの改善のお薬です。

※ちなみにこの患者様は脳梗塞の後遺症でめまいになったわけではありません。

薬の副作用を見てみると、めまいの薬にも関わらず副作用の中に「めまい」や「立ちくらみ」が入っています。矛盾に感じますが、薬というのはそういうものなんです。

 副作用 頻度不明
消化器 口渇、悪心・嘔吐、食欲不振、胸やけ、下痢、便秘、口内炎、腹痛
精神神経系 頭痛、めまい、不眠、ねむけ
過敏症 発疹、皮膚そう痒感
循環器 動悸、立ちくらみ、頻脈、顔面潮紅、のぼせ感
肝臓 AST(GOT)・ALT(GPT)上昇
血液 貧血
その他 顔面浮腫、上・下肢のしびれ感

蓬庵がお世話になっている薬剤師と相談して考えられることを検討しました。

まず、このイフェンプロジルという薬は脳の血流量をあげる薬です。そして鍼灸治療によっても首や肩の緊張の緩和により脳の血流量は増加していることが考えられます。

それにより治療と薬の作用で脳の血流量が増えすぎていることが原因の可能性、もしくは急激に血流量が増えたことにより体が血流量を下げようとしていることが原因の可能性が示唆されました。

その後の経過の中で趣味のテニスをしたあとに強いめまいがあったことにも納得がいきます。

長期的に効果が持続するする薬ではなさそうなので、今後は様子をみて薬を変えてもらうなどの判断が必要になってきそうです。

蓬庵では薬剤師とも情報を交換できる関係を構築しています。薬のことも安心して相談してください。

そして薬の情報については医師よりも薬剤師の方が専門ですから、まず薬剤師さんに相談することをオススメします。