和田先生の日々雑感(146)「秋の過ごし方」

2018年10月24日(水)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

個人的なことなのですが、先日の10月22日に誕生日をむかえました。だんだんと誕生日だからといってテンションが上がるような年齢ではなくなってきましたが、何もなく新たな歳をむかえることができて良かったです。

誕生日を知っている患者様から差し入れを頂きました。好きなモンブランとチーズケーキでビックリしました。ありがとうございます。

二十四節気では23日に霜降(そうこう)をむかえています。霜降は漢字が示すように露(つゆ)から霜(しも)へと変わる頃のことで、本格的に冷え込みが強くなってくる頃のことです。

小学生~高校生の通学をみていると、今でも半袖のシャツを着ている子もいますが、上着を羽織らないと寒さを感じる日もでてきました。しっかり寒さ対策をしないといけない時期です。

2週間後には立冬をむかえ、暦では冬にはいっていきます。

さて、秋も深まってきました。日が暮れるのも早く17時には暗くなってきます。

「秋の夜長を楽しむ」などと言ったりしますが、秋の夜長とは決して夜更かしをするという意味ではありません。日が暮れるのが早くなってくるので秋の夜は長くなります。

今でこそ夜であっても電気で明るく過ごせますが、昔は暗くなると作業ができなかったので家の中で過ごすしかなかったので夜が長く感じたのでしょうね。

秋は夏の疲れを癒やして、冬に向けての準備期間になります。

秋の疲れを冬に持ち越さないように、疲れを感じたらしっかり休息をとるようにすることが大切です。また秋は春や夏のようにアクティブに活動するよりは、穏やかに行動するのがよいとされています。

東洋医学では紀元前三世紀に書かれた以下の文献に記載があります。

黄帝内経素問・四気調神大論

秋三月、此謂容平。天気以急、地気以明。早臥早起、与雞倶興。使志安寧、以緩秋刑。収斂神気、使秋気平、無外其志、使肺気清。此秋気之応、養收之道也。逆之則傷肺、冬為飧泄、奉蔵者少。

*秋の過ごし方

秋は、夏の疲れを癒し、次にやってくる寒い冬に備える季節です。夏は陰(いん)と陽(よう)のうちの陽の気がもっとも盛んになる季節のため、心も自然と外方に向かい、レジャーや旅行などで活発に海や山へ外出をされていた方も多いのではないでしょうか?

逆に秋は陽の気が少なくなるとともに、陰の気が増えていきます。そのため秋は、外出も心を静かにお寺や美術館を巡るなどして体力を温存し、寒い冬にそなえることが大事とされています。夏と同様に活発に行動をして疲れを冬に持ちこすと、冬に体調を崩しやすくなります。

夏は少し夜更かしをしてもよく、朝は早く起きるのがよいのですが、秋は夜更かしをしないで早く寝て、朝は鳥が鳴く朝早くに起きるとよいとされています。昔は日が暮れたら寝ていましたから、夜更かしといっても自分たちが思っている夜更かしとは随分と時間が違います。

また、梨、ブドウ、栗、レンコン、お芋といった夏に生い茂った植物が実をつけるように、すべてのものが成熟する収穫の季節でもあります。栗や山芋は夏の疲れを癒して、冬を健康ですごすためのエネルギーをたくわえてくれる素敵な食材です。旬の食材から秋のよい気をたくさん頂くと良いです。

私たち人間も成熟する季節です。食欲の秋で旬の食材をおいしく頂くのもよいですが、読書や勉強、資料の整理など内面的な成熟にもおすすめの季節です。