ホットのペットボトルにお湯をいれてサーモグラフィーで温度の変化を観察
2018年12月19日(水)
こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。
今回は実際にホットとして販売されているペットボトルの飲料を買ってきて、お湯をいれてその温度変化をサーモグラフィーで検証してみました。
ペットボトルの温度変化を検証
検証方法
ペットボトルで販売されているホットの飲料を購入しました。今回はミルクティーの飲料を選んだ。飲み干してから水で洗浄して水をキッチンペーパーで拭き取りました。
70℃のお湯を準備してペットボトルの8分目までいれてフタをする。今回は保温力を高める目的で大判のタオルにくるんで放置、だいたい10分ごとにだしてサーモグラフィーで温度の変化を観察しました。
サーモグラフィーなのでお湯そのものの温度というよりも、ペットボトル表面の温度とご理解ください。
検証開始
11時21分に検証開始
最高温度は66.1℃
※準備にすこしもたついたので少しお湯が冷めたかもしれません。計測の時間もアバウトですいません。
11時31分に10分後の計測
最高温度は57.5℃
11時42分に20分後の計測
最高温度は55.8℃
11時53分に30分後の計測
最高温度は53.6℃
12時2分に40分後の計測
最高温度は48.8℃
時間の都合で40分で検証を終了しました。
検証結果
正直なところ、そんなに保温力はないのではないかと30分ほどしか時間をとってなかったので途中での中断となってしまいました。
湯たんぽの代用という点を考慮してタオルにくるんで実施しましたが、40分で66.1℃→48.8℃という変化はちょっと意外でした。
これだけ保温力があれば十分に湯たんぽとして使えるのではないかと思います。
また、お湯をいれてもさほどペットボトルに変形などは見られませんでした。以前に炭酸水のペットボトルを使ったらベコベコに凹んでしまいました。
知り合いの先生からの情報
個人的なFacebookに書き込んだところ知り合いの先生がコメントをくれました。
炭酸飲料のペットボトルは熱に弱いそうです。
それ以外のペットボトルは、ほとんどが加熱殺菌された飲料を注入されるため、ある程度の熱に耐えられるようになってるんだとか。
もちろんホット用のボトルが適当だと思いますが(^_^;)炭酸飲料は熱加えると炭酸逃げちゃうので、ペットボトル注入時は冷えてるんじゃなかったかな。むしろ必要なのは耐圧性なので固くなってる。
実際うちの治療院でもペットボトル温灸教えた時、夏場はホット用が手に入れづらいから、炭酸飲料以外のボトルと教えました。
なるほど、そうだったんですね。個人的には炭酸水のペットボトルはかたいので丈夫という判断をしていました。
夏場になるとホットのペットボトル飲料はみかけなくなるので、冬のうちに確保しておく必要がありますね!
注意点
ただ、このペットボトルにお湯を入れる方法は、あくまでも湯たんぽの代用的な方法ですので、十分い注意をしておこなってください。
まとめ
今回は患者様の足元に置いたりお腹の上においてタオルかけて使うなど、蓬庵の施術での活用方法を想定して検証してみました。
使用方法の条件により温度の変化が変わることは想定されますが、うまく活用すると自宅での養生や温活などにも使える面白いツールだと思います。
温活(おんかつ)
健康の増進や体調の不良を改善するために、適正な体温まで基礎体温をあげるために体を温めたりする活動として、近年に盛んに使われるようになったコトバである。
部分的に冷えているところを温めるときにも使われることがある。
冷え性、美容、健康増進、生理痛、不妊治療などの対策のひとつとして使われることが多い。
どうしてもお灸が使えない環境などで、温灸のかわりとして温めるのに使うには効果が期待できるかと思います。