ピアノ奏者とバネ指(弾発指)|橋本市の鍼灸院、整体院

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2018年6月28日(木)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

患者様からのご紹介でバネ指の新患様がこられました。ピアノの先生で練習のため手指を酷使されたそうです。

ばね指は、手指を動かしている腱(けん)の炎症によって、手の指が曲がったまま動かなくなる状態です。無理にのばそうとするとパキっと音が鳴ったり、痛みをともなうことがります。

バネ指は弾発指とも言われます。

バネ指(弾発指)とは!?

指を動かしている腱は腱鞘(けんしょう)というトンネルの中をとおっています。ベルトとベルトを通す輪、もしくは刀と刀の鞘をイメージしてみるとわかりやすと思います。

多くは手指の酷使により、腱が肥大したり腱鞘が肥厚して炎症をおこしてしまうことで腱鞘炎、そしてさらに進行したバネ指という状態に移行することがあります。

ですので、演奏家、スポーツ、手芸、パソコン、など手指をよく使う仕事に多いです。

一般的には更年期の女性に多いとされ、妊娠出産期の女性にもおこりやすい傾向にあります。また、糖尿病、リウマチ、透析をされている方にもよくおこります。親指、中指におこることが多いですが、他の指にもおこります。

バネ指の施術

保存療法では安静・固定、痛み止めやステロイドの注射になります。注射による改善率は高いですが、再発を繰り返す場合は手術で腱鞘の一部を切開します。

今回の患者様も一時的に注射で回復していたそうです。何度も注射はできないと医師に言われたそうなのでステロイドの注射だったと思われます。

ピアノ奏者とバネ指

ピアノ奏者に限ったことではなく、楽器をされる多くの方にいえることですが、どうしても手指を酷使して使ったり練習をします。楽器の種類や難易度の高い曲によっては通常の指の動きをこえて使います。

そのため演奏家で腱鞘炎の患者様はとても多いです。いま音楽科の学生で、両方の親指が腱鞘炎という患者様もこられています。

施術にはプロの楽団の患者様も多くこられています。腱鞘炎やバネ指は仕事に直結する症状なので、疲労や違和感を感じた早め早めの段階でメンテナンスにこられています。

痛くなったり動きが悪くなってからでは改善に時間がかかります。ですので違和感を感じたら早めに対処することが大切です。

蓬庵のバネ指の施術について

蓬庵ではバネ指には筋膜や経絡のつながりから肩甲骨の動きなども大きく関係していると考えます。

そのため今回も肩から施術をすすめていきました。施術後は左右で比べると患側の指の方が太かったのですが腫れがひいて細くなっていました。痛みもなくなっていたため1回目の施術を終了しました。

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