音楽家(楽器奏者、声楽)のカラダケア|フォーカルジストニア、腱鞘炎、腰痛、メンタル– 蓬庵(よもぎあん)和歌山県橋本市高野口町の鍼灸院、整体院 –

音楽家、楽器奏者、フォーカルジストニア、ピアノ講師の腱鞘炎、体のメンテンアンス。和歌山県橋本市高野口町の整体と鍼灸、五條市、紀の川市、岩出市。和歌山市

蓬庵で鍼灸や整体で施術している症状について、私見を中心に書いていきます。

今回は症状の解説ではありませんが「音楽家の鍼灸・整体」についてです。

これまでに楽団に所属するプロの演奏家、音楽科の学生、音大の受験生、ピアノ講師、声楽家など多くの音楽家の施術に関わらせて頂きました。

プロの楽器奏者の方にとって手の不調は失業にかかわりますので、手のメンテナンスやカラダのケアはとても大切なことなってきます。

そしてプロの方はインターネットで調べるよりも知り合いからの紹介で来られることが大半で、自分がよくなったので知り合いもみてもらいたいという相談が多かったです。

大阪交響楽団、日本センチュリー交響楽団、広島交響楽団、京都市交響楽団、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団、スペイン・マドリード王立歌劇場管弦楽団などに所属する首席奏者の方たちです。

症状

症状では手のメンテナンス(手の疲労、違和感、腱鞘炎)が中心となりますが、日頃の体調管理(風邪、その他)やメンタル面も含めて施術をしていきます。また、肩こりや腰痛も施術をさせて頂きます。

そしてフォーカルジストニアの施術も3例ほど経験をさせて頂きました。すべてが完全に良くなたとはいえませんが、症状が良くなって仕事にも復帰されている方もいます。

対応してきた症状

手のメンテナンス(疲労、違和感)

手の腱鞘炎、指や腕の痛み

肩こり、首の痛み、腰の痛み

メンタルケア(緊張、不安、うつ傾向)

フォーカルジストニア、職業性ジストニア、局所性ジストニア(手が意思に反して動く、演奏がうまくできない)

対応してきた楽器

ピアノ、ギター、ドラム、クラリネット、フルート、ファゴット、バイオリン、トランペット、ヴァイオリン,ヴィオラ,ティンパニ、琴、篠笛

施術

演奏している楽器や症状により施術のポイントは変わってきますが、手の症状の場合は腕や肩の調整がとても大事になってきます。

そして声楽、管楽器、吹奏楽器では呼吸のしやすさも大きなポイントになってきます。呼吸に関わる筋肉や胸郭を調整してスムーズに演奏できるようにしていきます。

胸郭は心臓や肺を包んで守るとともに、呼吸に関わる筋肉がたくさんついています。※ 胸郭 素材 イラストAC PRiCO(ぷりこ)ID: 765037

指の症状では痛み止めや手の施術だけでは改善しにくいことがあります。全身の硬くなっている筋肉や関節を確認して施術していくことが大切です。

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指や腕の痛み、腱鞘炎

楽器演奏者で多いのがやはり手の症状です。

長時間の演奏や高度なテクニックが必要となる演奏後に手の症状がでてくることが多いです。

楽器では日常で使わない手の動きや、解剖学的な構造から無理のある手の動きがあります。そのため手への負荷が大きくなると違和感や痛みとなってでてきます。

指の動きは、頭→首→肩→肘→腕→手首→手のひら→指と連動して動いています。手だけの施術ではスムーズに改善しないことが多く、症状を大きくとらえてみていく必要があります。

筋肉のつながりであるアナトミートレイン(筋膜経線) を私は意識をしています。

画像をのせると著作権の問題がありますので、興味がある方は画像検索をしてみてください。

検索【 アナトミートレイン アームライン 】

そのため手の症状であっても肘や肩に施術することもよくあります。

フォーカルジストニア、職業性ジストニア、局所性ジストニア

音楽家の方であればフォーカルジストニアという病名を聞いたことがあるかもしれません。

同じ病気として職業性ジストニア局所性ジストニアと言われる場合もあります。

思うように指が動かず演奏ができなくなる、特定の動作で意に反して指が動く、指や唇に力がはいる、などの症状があります。

日常の生活では困っていないことが大半で、病院の検査などでは問題がないことが多いです。

原因はわかっていませんが、長時間の演奏や厳しい練習(オーバーユース)、また精神的なストレスも関わっていることが示唆されています。

実際に私の経験の中では、オーバーユースで手に痛みがでており、それを代償するような形で演奏しているうちに思うように指を動かせなくなった方、大きな演奏会で失敗をしてから急に演奏できなくなった方がいました。

うまく演奏できないストレスによりかえって症状が悪化したり、焦りから過度の練習をしてさらに悪化させてしまう場合もあるので、まずは心身の状態を落ち着けることが大切です。

私ができることは硬くなっている筋肉や関節の動きを改善してあげること、精神面に有効なツボを使い心身の安定を目指してあげることです。

それにより症状が少しずつ良くなっていった経験があります。

予防、養生

仕事として難しい場合もあると思いますが、まず1番に言いたいのは無理をしないことです。

指や腕に違和感や痛みがあればしっかり休息やメンテナンスの方を優先することだと思います。

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小さな痛みを無理してやっていくことで腱鞘炎など、改善に時間がかかる状態に移行していくことが多いです。

そして、楽器の持ち方、使っているストラップ、座り方でも痛みはでてきます。

自分が使いやすい道具をさがすこと、長時間でも疲れない座り方を模索する必要があります。

また肩こりや腰痛では、長時間にわたり同じ姿勢をしていることが原因になっていることが多いので、ウォーキングなどの適度な運動や温泉などでリフレッシュすることも有効です。

幅広い症状に対応することができますので、まずはお気軽に相談してもらえたらと思います。