根本改善、根本治療と言った言葉は、私たちの施術業では聞こえがいいので比較的によく使われる代名詞です。
もちろん私の経験の中でも西洋医学とは違う視点で症状をとらえることで症状が改善にむかうことはよくあります。
とわいえ、実際の臨床において、根本の原因からアプローチすることと症状の改善は必ずしも一致してこないのがあります。
オーバーワーク(過重労働)、変えられない環境での心的な負荷が要因の場合はそれを排除することができないことはよくあります。
根本改善って本当に難しいです。
ですが体の状態が安定することで症状の程度や期間が少なくなって心身が楽になることはよくあります。
完全に症状なおすという理想はときに自分をさらに苦しめることになる場合もあったりします。
「症状とうまく付き合う」
慢性の症状、難治の疾患、ストレスで悪化する症状、アレルギー、アトピーなど、
これらは体調をコントロールして少しでも毎日を快適に過ごすことを目標にするほうがいいと思っています。
「根本改善したい!」
その思いはずっと持っていますが、日々その難しさと直面します。
なので私は気安く使いません。
根本改善、根本治療
とても聞こえの良い言葉ですが、エビデンスがない胡散臭いものも多いのが現実です。
こういったうたい文句の広告は慎重に判断する必要があると感じます。