手洗いと石鹸の効果|界面活性剤とウイルス|コラム

さむね サムネ コラム 鍼

手洗いの重要性と石鹸のことについて書きました。

2020年4月23日(木)

こんにちは、東洋医学で健康を考える蓬庵の和田です。

今日、新型コロナウイルスが猛威をふるい手洗いの重要性についてもよく目にしたり耳にします。

今回は手洗いと石鹸のことについて少し書いていきます。

手洗いと石鹸

手洗いで大事なことは?

ここのところ「薬用の石鹸とハンドソープが品薄になっている」というはなしを何人かから聞きました。

石鹸でのしっかりした手洗いにより手についている菌やウイルスの数を95%以上を減らすことができる(研究により諸説ある)と言われており、感染症の予防にはとても大切なことです。

薬用の石鹸

日本では薬用の石鹸、とくに液体タイプでポンプ式のものがとても人気があります。

薬用の石鹸は、薬機法により医薬部外品になるため「殺菌」や「消毒」という言葉が使えますが、そうでない普通の石鹸は使えないので「除菌」という表現が使われます。

似てるようで実は違う用語解説!

除菌→菌やウイルスの数を減らし除去する。

殺菌→菌やウイルスのある程度を死滅させ除去する。

消毒→菌やウイルスの活動を弱め、人体に影響がない程度に無害化する。

滅菌→菌やウイルスを完全に死滅させ除去する。高圧蒸気滅菌器やガスが使われ医療機器に使われる。

そのためとても感染症の予防に薬用石鹸は効果が高いイメージがあるのですが、手洗いの効果としては普通の固形石鹸と大きな差がないといわれています。

2016年にはアメリカのFDA(米国食品医薬品局)がトリクロサンなど19種類の成分を含む薬用の石鹸を、有効という根拠に乏しいことや耐性菌を生む可能性を懸念して販売を禁止するという動きもありました。

ですので、薬用の石鹸やハンドソープがなければ普通の固形石鹸でもしっかりと泡立てて手を洗えば問題ありません。

固形の石鹸の注意

ただ固形の石鹸は、水で濡れたままにしない、汚れがついたままにしない、不特定多数で共有しないなどの注意がありますが、家庭内において家族で毎日つかうレベルであれば問題はないかと思います。

不特定多数が使う場所では、やはりプッシュで適量がでるポンプ式の液体石鹸の方が衛生的でよいかと思います。

石鹸の効果

石鹸の泡はウイルスを皮膚からはがし、ウイルスのRNAを守っている外膜(エンベロープ)を壊してウイルスが不活性可する働きがあります。

外膜(エンベロープ) は、脂肪・タンパク質・糖タンパク質からできており、イメージとしては肉料理などを食べたあとについたお皿の油のようなものです。

それを界面活性剤が入った中性洗剤で洗うと油のベタベタが分解され、洗い流されてなくなり綺麗になります。

手も洗うことでウイルスが洗い落とされ、ウイルスの外膜も破壊してウイルスを働けなくします。

まとめ

他にも界面活性剤が入っているものでは一定の効果は期待できます。

ただ食器などを洗う中性洗剤などは、手洗い用ではないので手荒れなどに注意する必要があります。

流水だけでも15秒以上しっかりとあらうことで「除菌」には充分な効果があるという研究もあります。さらに石鹸を使うことでより効果を高めることができます。

なので大事なのは石鹸の種類よりも、しっかりと泡立てて丁寧に手を洗うことです。

また、洗ったあとも綺麗なタオルなどで拭くことが大切です。せっかく手を綺麗にしても不潔なもので拭くと意味が無くなってしまいます。

よかったら意識してみてください。

追記 5月23日 界面活性剤

界面活性剤について情報がでたので追記しておきます。

経済産業省の要請により独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)は消毒方法の有効性評価を実施し、以下の界面活性剤5種が新型コロナウイルスに対して有効と発表しました。

  • 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム(0.1%以上)
  • アルキルグリコシド(0.1%以上)
  • アルキルアミンオキシド(0.05%以上)
  • 塩化ベンザルコニウム(0.05%以上)
  • ポリオキシエチレンアルキルエーテル(0.2%以上)

身近にある洗剤で消毒する方法

https://www.meti.go.jp/press/2020/05/20200522009/20200522009-1.pdf

効果が確認された界面活性剤が使われている洗剤のリスト

https://www.nite.go.jp/data/000109234.pdf

中性洗剤の「ジョイ」や「ママレモン」でも新型コロナウイルスの対策として消毒に効果があるということです。

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