施術に使う刺さない鍼(てい鍼、ざん鍼、打鍼、小児針)

施術に使う秘密道具(鍼ケースの中身)を大公開

こんにちは(^-^)
東洋医学ライフを提案する蓬庵(よもぎあん)の和田です。

【施術に使う刺さない鍼(接触鍼)】

今日は私の鍼ケースの中身を大公開します。いつも患者様や後輩の先生がこのケースの中に何が入っているのかと興味津々、ドラえもんのポケットのようにみています。

このケースはシガレットケースです。ヴィレッジバンガードで買いました。

このケースはシガレットケースです。ヴィレッジバンガードで買いました。

これらの鍼には自分の癖や使いやすさもあるので、あまり人にかりたり共有するものではありません。また他の人にかりるとその人の鍼に変な癖をつけたりもするので注意が必要です。ですから私もあまり人には触らせません。

また鍼には、特性や性格のようなものもあります。素直に施術効果が出るものもあれば、癖のある使いにくものもあります。冷やす作用が強いもの温める作用が強いもの疎通させる作用が強いものなど形状や材質によっても様々です。

また、未熟だとうまく使いこなせないものもあります。純金などはパワーも強いですが扱うのも難しいです。

ほとんどが刺さないヒフに接触するだけの鍼で、刺激に過敏な方や子供の治療に使ったり、お腹をトントンと木槌で叩く夢分流(むぶんりゅう)の打鍼術(だしんじゅつ)に使ったりします。

金や銀の素材のものも多いので、それなりの金額がするものもあります。もうしばらく買い足していませんが、以前はお金がないのに「施術に使う一生ものだから!」と自分に言い聞かせて無理して買ったときもありました。

自分で作ったりもしてみましたし、いろんな鍼メーカーさんでオーダーメイドで作ってもらったりと、いろいろ試してみて今に落ち着いています。

後輩の先生にもどうせ買うなら良い道具を使うようにすすめています。高ければ良いというものではありませんが、自分にあった鍼灸道具を使っていくことは良い施術をするために大切な事です。

書の達人として知られる弘法大師空海さんをたとえたことわざに、「弘法筆を選ばず」と、熟練者は道具に左右されない、出来の良しあしを道具のせいにすることを戒めていますが、実際のところ弘法大師空海さんも書によって筆は使い分けていたと考えられています。

これからあと何十年も使っていく予定の鍼たちです。まだまだメンテナンスしながら大事に使っていきます(^-^)

真空道具 てい鍼

詳しく知りたい方もいるかも知れないので画像の左の鍼より

・大師流の弱三稜鍼
・大師流の小児はり
・純金テイ鍼(自作・地金は彫金材料コモキンで購入)
・18金の小里式のテイ鍼(前田豊吉商店)
・純銀の小里式のテイ鍼(前田豊吉商店)
・純金のテイ鍼(オーダーメイド・青木実意商店)
・銅に金メッキの打鍼(オーダーメイド・イトウメディカル)
・真鍮の打鍼(自作・素材は東急ハンズで購入)
・純銀の打鍼(オーダーメイド・青木実意商店)
・純銀のザン鍼(青木実意商店)
・使い捨てのランセット

個人的には青木実意商店さんのものがずっしりと重みがあり使いやすいです。不思議と同じ形でもメーカーにより重さや使い心地が全然ちがいます。

自作の鍼

自作のテイ鍼です。自分でもいろいろ作ってみました。でも、やはり職人が作った鍼にはかないません。

最後まで読んで頂きありがとうございました。

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