逆子の原因と鍼灸施術|和歌山県橋本市の鍼灸院

しっかりとしたカウンセリングと妊婦さんの体に負担の少ない施術方法で逆子を改善していきます。橋本市、五條市、紀の川市、和歌山市などから来院されています。

目次

ごあいさつ

こんにちは、蓬庵の和田と申します。

逆子をなおしたいという患者様は蓬庵でも多い症状のひとつです。主に温かくて気持ちのよい温灸(おんきゅう)を使って施術をしていくことが多いですが、最初はどんなものかわからなくて不安だと思います。

決してすべての逆子が改善しているわけではありませんが、蓬庵では75パーセント程度の確率で逆子が改善しています。改善しなかった場合には通常より臍帯が短いなどがあとからわかったこともあります。

逆子はお母さんにとってとても不安なことですが、自分を責めたりはしないでください。お母さんは悪くはありませんし、大事なのは逆子で帝王切開よりも元気にうまれてきてくれることです。

そして、ストレスや心労はかえってよくはありません。

今まで経過が順調だった方にも逆子は多いです。「夫婦であらためて出産を見つめ直す期間です。(自宅では夫婦でお灸をしてもらったりもします。)」、「赤ちゃんがかまってほしいといっているんですよ。」、「産まれてきてからの楽しい時間を想像してください。」、「悩むより元気に産まれてくるようにお祈りしてください。」、そんな風に私は伝えています。

少し下に「逆子の改善で大事なこと」をまとめて書いていますので、蓬庵で施術を受けない方もぜひ参考にしてください。

逆子の改善で大事なこと

逆子の施術はなるべく早く開始する。

胎児の成長スピードはとても早いです。大きくなるほど改善が難しくなるので、早めに施術を開始することが大切です。

ネットで調べたりなど、考えすぎて心配や不安にならない。

心身が不安定だと体調にも影響します。胎児にもよくありませんし、逆子もよりなおりにくくなります。

イライラせず、心穏やかにすごす。

怒ると頭に血がのぼるといいますが、上下の気のバランスがわるくなり、逆子がなおりにくくなります。

夜更かししないで早く寝ること。

夜更かしは陰陽のバランスを崩しますし、出産にむけて夜はしっかり充電しておく必要があります。

体を冷やさない意識をする

これは積極的に温めるとは違います。冷えがなければ温める必要はありません。暑がりなのに温めるとかえって冷たいものが欲しくなります。常温でお茶を飲んだり、強い冷房はさけるようにします。

逆子体操は適度にしんどくない範囲でする。

ドクターによっては逆子体操でお腹に過剰な緊張をあたえることはかえってよくないという意見もあります。

ツボ押しやお灸は勝手にしない。

本やネットなどに安産や逆子のツボ押しなどが紹介されている場合がありますが、ツボのプロの私たちからみると間違っていることもあります。安産のツボもやり方を間違うと早産のリスクが高くなる場合があります。体によいと思っていることが間違いの場合もあるのでプロに相談するようにしてください。

自分を責めない。

逆子にもさまざまな原因があります。帝王切開になりましたが、通常より臍帯がみじかかったことがわかった患者様もいました

大事なのは元気に生まれてきてくれることです。

逆子をなおすことが目的ではありません。ネガティブなイメージをしても落ち込むだけです。逆子という事実はかわらないのですから、落ち込むよりもポジティブなイメージをしましょう。

逆子にもなんらかの意味やメッセージがあります。

夫婦で赤ちゃんとむきあい心配や喜びを共有する期間です。個人的な見解ですが、逆子になる方はそれまでの経過が順調な方が多いです。

お母さんの生活態度へのメッセージもあるかもしれませんし、胎児が両親の気をひいているような印象もあります。逆子をきっかけにより夫婦で出産とむきあうきっかけになった方も複数います。

ぜひ、お子さんが大きくなったら逆子でとても心配したことを伝えてくださいともお伝えしています。今の心配や不安もお子さんには喜びにかわります。

中には帝王切開で予定日が決まったことで、ご主人の仕事の段取りがつき、しっかり出産の準備ができた方もいます。病院が遠いのにご主人の出張が多く、親戚が近くにいない場合など、結果的にこれも必然的だったのかと思うこともありました。

芸能人も鍼灸で逆子を改善

『トイレの神様』で有名になったシンガーソングライターの植村花菜さん、お笑い芸人『森三中』の大島美幸さん、タレントの釈由美子さんがお灸で逆子を改善したとblogで報告したり、ネットニュースになったりと話題になりました。

・植村花菜さんの逆子に関するブログ記事

『☆ミラクルやー(≧∀≦)/☆』

・鈴木おさむさんの逆子に関するブログ記事

『呼びかけ??』『お灸で??』『よしっ!??』

釈由美子、お灸で逆子直った 一発で効果出て驚き
切迫流産の可能性も指摘され、自宅で絶対安静を指示されたことから逆子体操もできなかった。そんな時に紹介された、お灸治療を受けてみた。

三陰交や足三里のツボにお灸を置かれて体を温め、自宅に戻った夜、胎動のキックの方向がはっきり変わっていた。

「そんなに即効性があるの?って驚きましたが、お腹を触ってみると、頭の位置も下の方に下がったのが確認できました」そして、その後受けた検診でも逆子でなくなったことが確認された。

デイリースポーツ 4月29日(金)10時30分配信

逆子について

赤ちゃんは臨月が近づくにつれ急速に成長するため、逆子の治療は早くはじめた方が有効です。ですので、逆子とわかった時点でおこし下さい。

動画「逆子になる原因と改善方法について」

逆子には様々な原因(虚弱体質、ストレス、寒冷刺激など)があり、その原因により治療の仕方も変わってきます。お母さんの心身のバランスをととのえて、逆子が改善しやすい体へと導いていきます。

動画「逆子の治療と治療院の選び方について」

逆子の治療によく使うツボの小指にある至陰(しいん)や内くるぶしの上にある三陰交(さんいんこう)も使い方を間違うと危険な場合があります。また、治療院の選び方のコツを話してします。

動画「逆子改善のお灸風景」

お灸の施術風景をのせました。主に棒灸という気持ちのよいお灸を使います。必要に応じて本格的なプロのお灸(直接灸)を使います。蓬庵は鍼灸専門の治療院ですのでご安心ください。

※棒灸は輻射熱を使って治療をしていく、あたたかくて気持ちのよいお灸です。やけどの心配はありません。動画では片側だけをのせていますが、左右ともにお灸をしていきます。

逆子の治療をした患者様から頂いた感想やメールの一部を紹介します。

この他にも年賀状などで多くの出産のご報告を頂いています。赤ちゃんの写真付きの年賀状で報告をして頂くのが毎年のひそかな楽しみになっています。なかには出産後に遊びにきてくださる患者様もおられます。

和歌山市加太の患者様からの感想
和歌山県橋本市の患者様からの喜びの声、元気な男の子が生まれした。
和歌山県海南市の患者様の感想・口コミ
伊都郡高野町の患者様から逆子が治った喜びの声

※あくまでも個人の感想であり効果効能を保障するものではありません。

逆子についての説明

逆子(骨盤位)

通常お腹の中の赤ちゃんは頭を下向きにしていますが、何らかの原因により頭の向きが上向きになったり横向きになったりしている状態を逆子といいます。

妊娠初期から中期にかけて、赤ちゃんはお母さんのお腹の中で自由に動き回っていて、妊娠中期には半分くらいが逆子であるとも言われています。

それが妊娠後期では、赤ちゃんの頭が次第におおきくなり、重力に従って重い頭が自然に下向きになっていきます。妊娠後期になって、28週を過ぎた頃に頭の向きが下向きにない場合に逆子と診断されます。

逆子の危険性

逆子になると、母親の身体と赤ちゃんを結ぶへその緒が頭より先に出てしまう事になります。

この時、へその緒が産道に挟まり、赤ちゃんの脳への血液循環が悪くなってしまうと、赤ちゃんは危険な状態に陥りやすくなります。この為、産院では分娩の際にこの逆子を認める場合は、そのほとんどが帝王切開を選択しています。

逆子の原因

妊婦の下腹部が冷えていて、胎児が頭を置くべき位置が快適でないので逆子になっている。

*妊婦の呼吸が浅いため、胎児が頭を「みぞおち」に置いても平気なので逆子になっている。

*妊婦の子宮周りが緊張して胎児の動きが制限されているため逆子の状態を反転できない。

*妊婦の左横腹に胎児が背中をもたれかけ、右横腹に顔を向けた姿勢で安定している逆子が多い。

*胎児に関係がある場合〔未熟児・奇形・双子など)

*羊水過多や過小、子宮の奇形、腫瘍(子宮筋腫、卵巣嚢腫)

多くの場合、妊婦の下腹部や足部が冷えている場合が非常に多くみられます。

赤ちゃんは東洋医学では陽の気のかたまりといわれます。そのため妊娠すると妙に暑く感じたり、冷え症の人は冷えが緩解したりします。

そのため、普段以上に冷たい飲み物を飲むことも多くなります。のどが渇き体は暑く感じますが、お腹を触ると冷たく冷えています。

東洋医学では、頭寒足熱といって下半身に「気」が充実していることがよいとされています。赤ちゃんは気の充実しているところを好みます。

本来、気が充実していなくてはいけない下腹部が冷えていたり、イライラが強く気が上にのぼってしまっているような状態だと逆子になりやすくなってしまいます。

逆子の分類

*単殿位‥赤ちゃんのお尻が下になり、足が上向きになっている状態です。

*複殿位‥赤ちゃんのお尻が下になり、膝が曲がっている状態です。両膝を抱えるようにして、体育座りのような状態を全複殿位と言います。片膝のみが曲がっていて、片方の足が上に上がっていれば不全複殿位と言います。

*膝位‥赤ちゃんの両膝または片膝が曲がっていて、その膝が下を向いている状態です。

*足位‥赤ちゃんの足が伸びていて、ちょうど赤ちゃんがお腹の中で立っているような状態です。

単殿位や複殿位は自然分娩が可能な場合もありますが、リスクを最小限にする為に帝王切開を選択する場合が多いです。

東洋医学(鍼灸施術)と逆子になる原因

東洋医学では逆子のことを「胎位異常」または「胎位不正」といいます。逆子になっても、胎児が自ら足で蹴る動作を繰り返すことで自然に位置が戻ることがよくあります。

東洋医学では以下のような原因が示唆されています。

その1、寒冷刺激、足やお腹が冷えている

その2、虚弱体質、「気」や「血」の不足

その3、ストレス、イライラや過度の緊張

その4、その他、胎児や母体に器質的な問題

蓬庵では、冷えなどの母胎の状態を改善するとともに、古来より逆子に非常に良く効く特効穴として知られる至陰(しいん)という足の小指にあるツボにお灸をすることで、胎動を活発にさせ胎児が自らの力で逆子を改善するように促します。

実際にお灸をはじめると、活発に胎動をはじめることがよくあります。 連続しての治療が困難な場合、自宅でもお灸をやっていただく場合があります。

妊娠には「腎」という臓腑が大きく関係していると言われています。至陰は「腎」と表裏関係にある「膀胱」のツボで、逆子に非常に効果があります。

安産のお灸

「腎」「肝」「脾」の3本の経絡が交差する三陰交(さんいんこう)というツボは、子宮を巡る気血循環に大きく作用しており、安産のお灸として有名です。

しかし、三陰交は堕胎のツボとしても使うツボですので妊娠初期は慎重に施術をする必要があります。よく女性誌などに女性に良いツボとして紹介されていますが、鍼灸師の指導の元でお灸やツボ押しをするようにしてください。

施術案内

*逆子のお灸・安産のお灸

1回コース 初回時 8,000円

(施術料5,000円+初回カウンセリング料3,000円)

6回コース 初回時 25,000円

(施術料20,000円+初回カウンセリング料3,000円

※6回コースは5,000円お得です。

逆子の改善後は安産の施術をさせていただきます。

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