蓬庵通信・お知らせ 2023年11月30日 コラム「痩せ薬でダイエット」

こんにちは(^_^)

東洋医学で健康を考える蓬庵の和田です。

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目次

お知らせ

お知らせ

12月の予定

12月は平常通り、月、水、木、金、土曜日の施術です。

年内は12月29日(金)までの予定です。

※カレンダーには、お休み、二十四節気、新月●、満月○を記載しています。

駐車場

10月から駐車場の場所が変わってます。よろしくお願いいたします。

駐車場の場所が変わります

蓬庵通信

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季節のお話

「大雪(たいせつ)と冬至(とうじ)」

二十四節気とは太陽の運行を基準にして1年を24等分し、約15日ごとに分けた季節のことで、中国の華北地域の気候が元になっています。

12月7日には大雪、12月22日には冬至をむかえていきます。

大雪をむかえると山間部だけでなく平地でも雪がチラつく日がでてきます。橋本市ではクリスマス頃に初雪となることが多いですが、冬らしい寒い日が多くなってきます。

冬至は知っている方も多いと思いますが、1年の中でもっとも日が短い日とされています。今は16時をすぎると暗くなりはじめ17時には真っ暗になります。

陰陽のバランスでいうともっとも「陰」が強くなります。

陰陽  季節

冬至に関するお話

一陽来復(いちようらいふく)

冬至をさかいに日が長くなっていくため、それを「悪いことが去ってよい方向に転じる」とみて、「一陽来復(いちようらいふく)」とも呼ばれます。

天と地上では地上のほうが遅れて季節がやってきますので、冬至をすぎると日が長くなりますが、寒さは冬至をすぎてからが本番となってきます。

なんきん(かぼちゃ)

古代では冬至が1年のはじまりとされていたそうで、その日に「ん」のつくものを食べると運気があがるとされ、「なんきん(かぼちゃ)」を食べられるようになったそうです。

ゆず風呂

また「ゆず」をお風呂にいれるのは、江戸時代にはじまった週間だといわれています。ゆずの香りと薬効で邪気を払う目的がありました。

また「ゆず」を「体の融通(ゆうずう)がききますように」、「冬至」を「湯治(とうじ)」にかけた語呂合わせだという説もあります。

実際に、ゆずをお風呂にいれると体を温める作用があるので冷え症の人にいいですし、柚子の香りは全身の気の流れをよくしてくれますので、リラックス効果があります。

冬を元気に過ごすための昔からの知恵ですね。

皮膚が弱くてお風呂に入れれない方は果汁を少ししぼったり、皮に少し傷をつけて、ゆずの香り楽しむだけでもリラックス効果があってよいですよ。

ゆず茶

今日は「ゆず」をお風呂に入れるだけでなく、体の中からも温まるゆず茶の作り方を紹介したいと思います。

材料は、ゆず50グラム(およそ5個)、氷砂糖500グラム、密閉できる保存瓶を用意して下さい。

1、まず、柚子をよく洗い、へたを取って横半分に切り種をとる。
2、果汁は保存瓶に絞りいれ、皮はむかずに袋ごと細かく切り刻む。
3、保存瓶にゆずと氷砂糖を交互にいれてフタをする。
4、氷砂糖を溶けるまで1~2週間置き、氷砂糖がとけたら完成です。

飲むときには適量をコップに入れお湯をそそぐと、おいしいホットゆず茶のできあがりです。

すりおろしたしょうがを少しいれてもよいですし、ジャムとしてパンにぬったり、ヨーグルトにいれてもおいしく食べることができます。

コラム「痩せ薬でダイエット」

少し前にメディカルダイエットでのトラブル、また肥満症の治療薬が保険適用なったというニュースをみました。

ダイエットに興味がある方はとても多く、薬を飲むだけで痩せられる「痩せ薬」というのは夢のようなはなしだと思います。

保険適用になった薬はあくまでも肥満症の治療として処方されるものなので、高血圧・脂質異常症・2型糖尿病のいずれかであること、またBMIが一定以上で食事療法・運動療法で有効な効果が得られなかった場合、などの条件があるので美容目的では保険適用の処方はしてもらえません。

それに対してメディカルダイエットは、自費診療やオンライン診療の分野として、肥満症の治療薬として未承認の薬、本来は糖尿病の方に処方される薬などが自費(保険適用外)で処方されています。

ここで問題になっているのが、薬の副作用による体調不良の報告が多いこと、痩せ薬として処方されることで本来の糖尿病の方に行き届かない可能性がでてきていること、LINEなどでの対応で十分に診察がされずに処方されている現実があることです。

新型コロナウイルス流行もありオンライン診療の分野が拡大しましたが、それを使った医療(ビジネス)が良くも悪くも急成長しています。

ネットでメディカルダイエットを調べると、簡単に痩せれるような見出しのサイトが複数でてきます。自費なので病院でもらう薬よりは少し高くはなりますが、簡単な項目に答えるだけで誰でも処方はしてもらえます。

疾患などにより太りやすく痩せにくい場合もあるので、うまく薬による治療も活用すべきと思うのですが、健康的にダイエットをするのであれば食事のコントロールと運動はかかせません。

痩せ薬でのダイエットはおすすめしません。

間食や遅い時間の食事をさけるのが大切ですし、ウォーキングや水泳など積極的に体を動かすことも大事です。

よく聞かれる「痩せるツボはあるのか?」

まともな鍼灸師の多くは「ない」と答えると思います。

耳ツボで食欲をおさえる効果などもありますが、ツボの刺激だけで痩せるようなことはありません。

古典の中には「どんどん痩せていき死にいたる」と書かれているツボの記載もあることはありますが、死んではいけないので秘密です(笑)

近年は痩せ気味の方がさらに痩せたいと相談されることがあります。

東洋医学は体のバランスをととのえていく医学です。痩せ気味の場合はさらに太りやすく体がはたらいていくのが正常の反応といえます。

美容やダイエットもいいですが、健康という側面からみたらまた違ってきます。

冬はどうしてもクリスマス、忘年会、お正月、新年会など食べる機会は多いですが、寒いので体を動かす機会は少なくなります。

とわいえ、冬は春にむけて蓄える時期なので体重は増えがちです。そういう時期だと割り切ってダイエットは春から頑張るのがいいと思います。

残念ながら簡単に痩せる方法はないというコラムでした。

和田先生の写真コーナー

注目している人は少ないと思いますが九度山町の勝利寺です。

枝垂れ桜と紫陽花が綺麗なお寺ですが、モミジとイチョウも立派で綺麗でした。

階段をあがると真っ正面にイチョウが見えます。

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