蓬庵で鍼灸や整体で施術している症状について、私見を中心に書いていきます。
今回は症状の解説ではありませんが「受験生の鍼灸・整体」についてです。
今では幼稚園や小学校から受験があったり、中学校、高校、大学と多くの人が受験を経験をしていきます。
また国家試験や資格試験など人生の中で多くの試験があります。
その中でも中学生や高校生の施術をさせて頂くことが多いです。
まずはお気軽に相談におこしください。施術するか決めるのはそれからでも大丈夫です。
先に要点をまとめを書いておきます。
鍼灸や整体は赤ちゃんから施術できますので、子供であっても施術することができます。
痛みやストレスなど体に不調があると勉強や受験に集中することができません。
受験のストレスや勉強での疲労からか様々な症状がでてくることはよくあります。
また長時間の勉強は姿勢が悪くなり首や肩のコリが強くなります。脳への血流も悪くなり思考力や勉強の効率が下がります。
よくある質問をまとめておきます。
- 子供でも鍼を刺しますか?
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小学校の高学年ぐらいになると刺すハリを使う場合もありますが、無理にすることはなく相談しながらすすめていきます。
ハリを刺さなくても手で触れる整体やヒーリングでも施術をしていくことができます。また刺すハリを実際にやってみても意外と平気だったという子が多いです。
- 症状がなくても施術できますか?
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はい、できます。
お身体の状態をみてコリを改善したり、緊張をとることで勉強に集中しやすくなります。
また心身の良い状態をたもつことで免疫が正常に働き風邪を予防することも期待できます。
- 施術の回数はどれぐらいですか?
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症状や状態により回数は変わります。
急性症状の場合は続けてお越し頂く場合がありますが、定期的なメンテナンスであれば1~2週間に1回ほどのペースになることが多いです。
受験生の症状は多岐にわたります。
プレッシャーなど精神的なストレスからくる症状、長時間の勉強による姿勢の悪さからでる症状、先天的にもっている症状、寝不足や疲労からくる症状などがあります。
また、サッカーで進学予定の中学生のメンテナンス、音楽科の受験を考えている方の腱鞘炎や手のメンテナンスをしたこともあります。
・精神的に不安定(気分の落ち込み、イライラしやすい)‥ストレス、身体の緊張、疲労
・頭痛‥身体の緊張、首・肩こり、ストレス
・腰痛‥長時間の勉強、運動不足
・空咳、喘息‥ストレス、疲労、アレルギー
・肩こり、首こり‥長時間の勉強、ストレス、疲労、冷え、運動不足
・不眠‥ストレス、疲労、夜型の生活
・過緊張、落ち着かない、じっとできない‥ストレス、発達障害
・息苦しい、呼吸が浅い、喉のつまり‥ストレス、身体の緊張
・腹痛、食欲不振‥ストレス、冷え、体質
・生理痛、月経不純‥ストレス、寝不足
・眼精疲労‥長時間の勉強、寝不足
その他、起立性調節障害、自律神経失調症、突発性難聴、メニエール病、パニック障害、不登校などの相談を受けることもあります。
思い当たる症状を書いただけでもこれだけありますし、複数の症状がでている場合もあります。
多くのケースで精神的なストレスや体の強い緊張があります。体の緊張が強いと胸郭(肋骨、胸骨、背骨)の動きが悪くなり呼吸が浅くなります。
性格的な特徴では、すごく真面目な方に体の不調がでやすいです。受験のプレッシャーと勉強の疲労でいっぱいいっぱいになってしまうのだと思います。
また発達障害があったり、グレーゾーンで受験の悩みをかかえているケースもあります。
受験や勉強に集中できなくて困っているお子さんもいれば、逆に勉強をしだすと集中しすぎて自分の体がしんどくなるまでわからないというケースもありました。
それぞれの体質に応じた施術、体のコリをとって緊張を緩和、ストレスに有効なツボを使っていきます。
東洋医学では心身一如といい「心」と「体」は密接に関わっていると考えます。
受験そのもののストレスは取り除くことはできませんんが、「体」を整えてあげることで精神的な負荷への許容量は大きくなります。
大人であっても体調が悪いとイライラしたり、イライラしているときには普段なら気にならない小さな出来事でも我慢ができなことがあると思います。受験生は常にそういう状態です。
施術では刺さない特殊なハリ、刺すハリ、心地の良いお灸(火傷はしない)、整体、ヒーリングなど、お身体の状態に応じて使っていきます。
全身を調整するツボ、首・肩の緊張をとる整体、頭の緊張をとる頭蓋療法やヒーリングなどを使っていきます。
本やネットに紹介されているように、症状ごとに決まったツボを使うということはありません。
体質や身体の状態に応じて有効なツボを選んでいきます。
内関(ないかん)、合谷(ごうこく)、太衝(たいしょう)、足三里(あしさんり)、膻中(だんちゅう)、百会(ひゃくえ)、神道(しんどう)、霊台(れいだい)、至陽(しよう)、心兪(しんゆ)、肝兪(かんゆ)、脾兪(ひゆ)、太渓(たいけい)、肩井(けんせい)など
まず言いたいのはしっかり睡眠をとることが大切です。
毎日は難しいかもしれませんが、週末だけでも早く寝るなどの工夫が大事です。
次はバランスの良い食事です。特定の食べ物やサプリメントが紹介されていることもありますが、私は季節(旬)の食材を中心にバランスよく食べることが大切だと思います。
そして適度な運動もオススメです。
運動をすることで血流が良くなり肩こりの改善に繋がります。また気持ちの切り替えにもなります。
血流の改善という良いではお風呂で湯船につかることも良いです。
お風呂の中でも勉強をしている方もいるかもししれません。私も大学生のときに筋肉の名前やツボ(361個)をお風呂で覚えていたことがあります。
メリハリが大切ですので、たまには趣味を楽しんだりお風呂ではリラックスして体の緊張をとることも大事です。
過去に書いた投稿です。よかったらこちらもご覧ください。