和田先生の日々雑感(65)「本に掲載されるってすごいの?」

和歌山県橋本市の東洋医学に強い鍼灸院です。美容鍼灸、美容針もおまかせください。
和田先生の日々雑感(65)「本に掲載されるってすごいの?」

2018年1月21日(日)

こんにちは、東洋医学ライフを提案する橋本市の隠れ家鍼灸院こと蓬庵の和田です。

今日は治療業界の裏側をおはなししてしまうので少し辛口の内容となってしまいますが、正しい情報を見極める必要があることを患者様にも知ってもらいたいと思います。これは治療院の業界に限った話ではなく、他の業界や商品でもそうです。

兵庫県に住む知り合いから「本に掲載されるのってすごいの?」と、ラインでチラシの画像が送られてきました。

結論からいうと、、、もちろんどんな本に紹介されるかにもよりますが、すごいです。

 

何がすごいかといいますと治療院を紹介するような本に関してですが、「掲載してもらうための広告宣伝費が。」です。腕がよいかどうかは別問題です。

そしてこのチラシのパターン、業界の先生はみたらピンとくると思います(^^;)

2回で1980円、私ならちょっと不安で行きたくはないですが、一般的には魅力に感じる方が多いのでしょうか?、でも本来は7000円と小さく書かれているのでうちよりも高額です。

メディア掲載されました。

当院が本に掲載されました。

『治療家が認める凄腕治療院 中四国エリア版 – 本当に紹介したい中国・四国の先生』  オンデマンド (ペーパーバック) – 2018/1/15中四国凄腕治療家編集部 (著)

調べてみるとオンデマンド (ペーパーバック)となっていますから本屋に並ぶ本ではなくて、アマゾンなどで注文がはいってから印刷をして発送をする低コストな出版方法です。自費出版などにはとても助かるシステムです。

治療家が認める凄腕治療院

治療家が認める凄腕治療院

学生の頃に和漢学(日本漢方)の授業をされていた医師が、「よく本屋に売っているゴッドハンド、名医師、人気病院のランキングはあてにならない。今日も○○という出版社から掲載しないかと連絡がきた。こんなのが多くて困る。」そんなお話をされていました。あまり学生の頃はピンときませんでしたが、開業してよくわかりました。

「掲載された。」というよりも「お金を払って掲載してもらった。」という方が正しいかもしれません。医療業界は自らすすんで派手な広告をすることができません。ですので、表向きには広告ではないような形式で宣伝がされています。

また個人の治療院でも本に掲載された。選ばれたとなるとステータスとなります。たとえそれが仲間や研究会の先生でお金をだしあって自費出版をしても本に掲載されたには違いありませんからね。

周辺の治療院のホームページを見ていても、有名な雑誌の○○や○○に「凄腕治療院として紹介されました。」といかにもすごいかのように堂々と書いているけれど、「それって誰でも広告費を払えばのせてもらえる広告枠ですよね。」ツッコミをいれたくなってしまいます。

ある女性誌の掲載料金

ある有名な週刊誌(◯○自身)が「神の手治療院(仮)」を特集を企画したときの掲載料金です。こんなのが当たり前のように治療院にはやってきます。ですので凄腕治療院かどうかは、お金をだせば誰でもそのように掲載してもらうことができるので、実際にどうかというのとは別問題なのです。

なかには本当に凄腕の先生がおられるのも事実です。でもそんな先生はあまり宣伝されません。すでに予約が取れない状況であったり、急に患者様が増えると既存の患者様に迷惑がかかるのであまり宣伝しません。

昨年に、日経ヘルス(2017年3月号)という雑誌に大学でお世話になった木村研一先生が、お灸の解説として紹介されました。これは研究が認められて正式に出版社からインタビューがあっての掲載ですから、同じ本で紹介されましたといっても随分と意味は変わってきます。こういう本の掲載であれば本当にすごいと思います。

近年はどのホームページをみても、蓬庵もそうですが「うちはこんなにすごいんです!」と見栄え良く書いていますから、大きな違いというのはわからなくなってきています。

昔はデザインが綺麗なホームページがよいと言われた時代もありましたが、いまは綺麗なホームページが当たり前になりました。うちはホームページをすべて自分で作っていますが、よく頑張っているなと自画自賛です(笑)

よい治療院の選び方、もちろん相性もあるので難しいのですが、直接人に聞いていくのがよいのではないでしょうか、もしくは信頼できる同業の人に聞くのが一番だと思います。私も患者様から「知り合いが○○地域でよい先生を探しているけど、知り合いの先生でいませんか?」と聞かれることがあります。

知り合いの先生がいれば紹介しますし、その地域に近い他の先生に相談する場合もあります。それでもわからなければホームページで画像やブログ記事をみてみます。ある程度、自分たちがみるとその先生の技量が文章・画像・動画からもわかる部分があります。

中にはたとえホームページの見栄えがよくても「この先生、ちょっと微妙だな。」っていうのも正直あります。今は整体院も含めると大開業時代になりました。近年は理学療法士や作業療法士が独立して整体院を開業するケースが多くなっています。

本来は開業権をもたない資格です。理学療法士や作業療法士としてはダメですが一般人として整体院を開業するのは今の日本では自由です。

それでも一つの目安としてその先生の年齢ではなく(中にはおじいさんだけど私より後輩なんて先生も業界にはおられます。)、臨床経験の長さは目安になると思います。助手ではなくすべてを院長先生が治療する治療院で、10年以上のキャリアがある先生ならある程度の技術はもっていると思います。治療院を10年続けていくって本当に難しいことです。技術もあり、お人柄もよくなければ続きません。

正しい情報を見極めるというのは難しいですが、よかったら参考にしてみてください。