プール熱の説明

夏風邪であるプール熱、咽頭結膜熱(いんとうけつまくねつ)につてお話します。

プール熱(咽頭結膜熱)

プール熱の概要

プール熱は乳幼児を中心に夏によくみられます。夏を中心に流行する急性のウイルス感染症で、発熱が主な症状です。プールで感染することがあるため、日本ではプール熱とも呼ばれていますが、多くは咳などによる飛沫(ひまつ)による感染です。

そのほかに、手指を介した接触感染するため、タオルなどを共用すると感染の可能性があります。最近は、幼稚園や保育園でも気をつけられるようになりましたが、子どもの場合はよくありますよね。

プールでの感染に要注意

プール熱の原因ウイルスと年齢

原因ウイルスはアデノウイルスです。アデノウイルスには51種類の型があり、そのなかでもプール熱を起こすのは、3型が多いといわれています。そのほか、2型、1型、4型、5型、6型、7型などでもみられます。

感染するのは、1~5歳の各年齢がそれぞれ15%前後で、5歳以下が全体の約80%を占めています。成人での発症は多くありません。

プール熱の潜伏期間と症状

通常は数日でよくなるので心配はいりません。症状の現れ方は、5~7日の潜伏期ののち、発熱で発症します。高熱のために熱性けいれんを起こすことがあります。

そのほかに、頭痛、食欲不振、全身の倦怠感(けんたいかん)、ノドの痛み、目の充血、目の痛み、流涙(りゅうるい)、目やにが3~5日間程度続きます。頸部のリンパ節がはれることもあります。

7型によるプール熱の場合は、何か基礎に病気をもっている人や、乳幼児、高齢者では、重篤な症状となることがあります。通常は特徴的な症状から診断されます。

気になる時は病院でみてもらおう!

プール熱の治療

特に治療をすることなく自然に治ることがほとんどですが、高熱やノドの痛みのために、水分不足になることがあるので、幼児では注意が必要です。眼の症状が強い時は、眼科の治療が必要になることがあります。

プール熱の予防方法と注意

予防としては、感染している人との接触を避けること、流行時にはうがいや手洗いをしっかりすることが大切です。

また、治ってからしばらくの間は、便の中にウイルスが排泄されていますので、配膳前、食事前、排便後、おむつ取り替え後の手洗いが重要です。タオルの貸し借りをやめること、症状がある時にはプールに入らないことなど、一般的な予防法をしっかりすることが大切です。

アデノウイルスはエンベロープ(外被となる膜)をもたないウイルスなので、消毒用エタノールの消毒効果は、エンベロープをもつウイルスに比べると弱いといわれています。消毒には煮沸や次亜塩素酸ナトリウムなどが用いられます。

プール熱のまとめ

幼児が感染することが多い病気で、多く自然に治ることがおおいですが、高熱が続く時や飲食が不良で十分な水分摂取ができない場合は脱水の危険がありますので、早めにかかりつけ医を受診してください。

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